矯正治療は年単位の時間がかかります。
これは、美容整形のような外科手術での治療ではなく、歯や顎の骨に弱い力をかけることで、体が適応変化する反応や成長する方向をコントロールして、少しずつ状況を改善する治療だからです。

矯正治療は子供の間に行うものという印象をお持ちの方も多いようですが、実は大人になってからであっても治療可能な場合も多く、当院でも40代後半から治療を開始された例があります。
一方で、永久歯が生え揃う前から骨格の成長誘導を必要とする場合もあり、この場合は治療に適した時期が限られていることに注意が必要です。いずれにしても一朝一夕に終わる治療ではありませんので地道に根気づよく取り組む必要があることは同じです。